福岡県八女郡生まれ。幼い頃に両親とともに大阪へ。
20代前半に東京へ行き、大内青圃先生(芸術院会員)、成田青畔先生のもとで
内弟子となり、修業する。その後、地元大阪に戻りアトリエをかまえる。
以来40年、日々木と対峙し、愚直なまでに木彫一筋に制作活動を続けている。
代表作は童観音。あどけない中にも気品を秘めた愛らしさが人気を博す。
物語世界がこぼれるような子どもの作品や、
今にも飛び立ちそうな天童虫をはじめとする小さな生きものなど、
作品に込めたまなざしの優しさ、あたたかさが、作り手の人柄とあいまって、
好評を得ている。
現在は住吉大社にほど近い、大阪市住之江区安立町の自宅兼アトリエで
制作に励んでいる。